チラシやDM、メルマガなどからのWebへの流入・効果測定
チラシやDM、メルマガなどからのWebページへの流入・効果測定
みなさまの既存顧客にお送りするDM、メルマガや、世間に広く告知するための新聞広告・チラシ。
費用対効果の測定が掴みにくいと思っていませんか?
実は、チラシ、DMなどの広告でも、その効果が把握・測定できる方法があります。
新聞広告やチラシ、DMなどの紙媒体に、自社のホームページ等へ誘導するためのQRコードを表記することが多いのですが、このQRコードからWebサイトへの流入をGoogleアナリティクスなどで計測することが可能です。
このQRコード、今では電子決済などや情報伝達に、世界各国で利用・使用されていますが、こQRコードを生み出したのは日本の企業なんです。
しかし、幅広く誰もが利用できるようにと、この技術の特許をとることなくオープンソースとして公開しました。
※「QRコード」はデンソーウェーブの登録商標です。
そのおかげもあり、QRコードはいとも簡単に生成、取得出来ちゃいます。
例えば、こちらのQRコード作成サイトなどを利用し、試しにQRコードを作ってみましょう!
*参考URL:アド・セイル株式会社 https://www.ad-sail.jp/
できました!
しかし、
ただ単に、訴求したいWebページのURLをQRコードに生成しただけでは、チラシから来たのか?
検索から来たのか?はたまた?
どのチャネルからWebページにやってきたのかを測定し、把握することはできません。
どうやって?
測定するの?
その方法は??
それは、URLパラメータというものを設定し、URLに付与することで測定が可能となります。
いまやWeb解析ツールのスタンダードと言っても過言では無いGoogleアナリティクス。
URLの末尾にパラメータを付与するだけで、広告やSNS、メルマガなどからの流入を、チャネルごとに無料で解析できる非常に便利なプロダクトです。
GoogleアナリティクスのURLパラメータの種類
utm_source | 参照元 | 検索エンジンやサイト名などの参照元の識別。 |
utm_medium | メディア | 有料検索広告やメルマガなど、流入メディアを指定。 |
utm_campaign | キャンペーン | 商品やサービスのキャンペーンやプロモーション名などを指定。 |
utm_term | キーワード | 有料検索広告のキーワードごとの流入経路の特定に使用。 |
utm_content | 広告内コンテンツ | 広告のA/Bテスト、メルマガやWebコンテンツ内の、どのリンクからの流入かを特定するために指定。 |
パラメータの値は任意の文字列で指定可能ですが、公式ヘルプでは上記表の上から3つのパラメータは必須とされています。
生成ツールなどもありますので、ぜひ便利にご活用ください。
では、早速パラメータを付与してみましょう。
必要な項目を任意で入力し、送信ボタンを押すと次のようなURLが生成されます。
https://www.ad-sail.jp/?utm_source=flyer&utm_medium=dmail&
utm_campaign=20221014
そして、こちらのパラメータを付与したURLからQRコードを生成、
すると…
パラメータを加えURLが長くなったことにより、ORコードも複雑になってしまいました。
QRコードの「QR」とは”Quick Response ”の略。
つまり、速く読み取ることを目的の一つとしています。
複雑なコードだと、読み取り時間や、読み間違い、読み取れない等の不備が出てくる場合があるかもしれません。
そこで、
URLを短くしてみましょう。
長いURLは、複雑なQRコードになってしまうので、「Google URL Shortener」でURLを短縮します。
と、以前はしていたのですが、すでにサービスが終了してしまいました。
現在は上記と並び知名度の高い、URLの短縮に特化した「Bitly」が多く利用されています。
短縮URLサービスは元のURLと紐づく新しい短縮URLを発行し、短縮されたURLへのアクセスを元のURLへとリダイレクトさせるという仕組みです。
*その他短縮URLサービス*
・bit.do :短縮後URLの文字列を自由に決められる。ORコード自動生成。
・FDL :Google推奨だが、開発者向けなのでハードルが高め。
・etc.「短縮URL」などで検索してみてください。その他にも沢山のサービスがございます。
今回は「Bitly」を使ってみました。
そして短縮されたURLがこちら
https://bit.ly/3Sg3Tzb
このURLからQRコード生成してみましょう。
じゃん!
なんということでしょう!こんなにもスッキリしました。
それではそれぞれを比べてみます。
元のURLより作成したものよりスッキリとした気がします。
あとは、QRコードを読み取りアクセスしてみて、Googleアナリティクスでの測定結果を見ていきましょう。
「集客」→「キャンペーン」→「参照元(今回はflyer)」や「メディア(今回はdmail)」などから詳細を見ることができます。
パラメータを設定したURLからのアクセスがあったことが確認できますね。
例えば、パラメータを変えることにより、どのチラシからお問い合わせがあったとか、どのリンクから流入があったとか、メルマガからの購買があったなど、キャンペーンごとでの測定が可能になります。
もちろん、あらかじめにコンバージョンの設定は応じて必要になります。
また、Sansanという名刺管理ツールなどでは、メルマガのリンクに個別の名刺IDを差し込むことで、個々人の動向を測定することも可能です。
リンクをクリックした人は、そのコンテンツに興味があるのかな?
クリックしなかった人はそんなに興味がないのかな?
などの情報を得ることが出来ると、そこから様々な施策に展開、活用ができそうですね。
iPhoneをお持ちの方は純正アプリの「ショートカット」を使ってお手軽にQRコードが作れちゃいます。
数タップで作れちゃいました。
保存したQRコードは写真に入っていますので、用途にあわせ便利に活用しましょう。
※「QRコード」はデンソーウェーブの登録商標です。
いかがでしたでしょうか。
Googleアナリティクス(GA4)の設定や解析など、ご相談やお困り事ががございましたら、ぜひお気軽にお声かけ下さい。
後記
A社の某CEOは「一般人にとってメタバース(VR:仮想現実)は何か分からない可能性が高い」と挑発的ともとれる発言をしていますが、AR(拡張現実)にはこれから注力していくようです。
確かに、一般人の私からしたらVRは端末やスペースの問題などハードル高く感じるのですが、ARの方は、目にしやすい場所で気軽に確認できると、さぞ便利なんだろうなぁと想像できます。
5Gの登場などにより、インターネット通信は高速度での利用が可能になってきました。
容量の大きくなりがちなARにとってはありがたく、より普及へのハードルも下がってきたのではないかと思います。
ARが広がりコンテンツも普及していけば、今、当たり前のように「Web」が、当たり前のように「SNS」があなたの身近にあるように、「AR」も生活の一部としてかかせないものになっていくでしょう。
個人的には安価なスマートグラスの登場はいつになるのかなぁと待望しております。
もちろん遠近両用でお願いします!
この記事を書いた人
山 本 一 聖 顧客開発部 ディレクター
切手の裏のノリをなめると約2㌔㌍摂取できる。
香川県高松市のデジタルマーケティング企業です。
お客様のビジネスでの課題にデータを活用し、スマートに解決する方法を共に見つけるパートナー企業です。
あなたのビジネスの水先案内人でありたい。
アド・セイルの「セイル」とは「船の帆」を意味します。晴れの日も嵐の日も、みなさまの未来への航海を、私たちがご一緒させていただきます。