TikTok広告とは?特徴や費用、ターゲティング方法などを解説!

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TikTok広告とは?

TikTokは、自由時間やリラックスタイム、移動中など日々のスキマ時間にも利用されており、ユーザーにとって、いまや動画を見て楽しむだけの場としてだけでなく、生活上のヒントを探すための場所へと変化し、新しい情報収集にも活用されています。

また、ユーザーは幅広い層へと拡大しており、投稿される動画のジャンルも教育系やファッション系、時事・経済・ニュース系など多種多様となっております。

そんなTikTokへの広告出稿に興味はあるけど、
「そもそもTikTok広告の特徴は?」
「いくらから出稿できるの?」
「どういうターゲティング設定ができるの?」
「広告として配信する動画素材がない…」
など不安やお悩みをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

本記事ではTikTok広告を出稿する際に知っておきたい情報を紹介いたします。
ぜひ参考にしてください。

1,TikTok広告の特徴について

出典:総務省「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

令和3年度時点で、TikTokの全年代の利用率は25.1%で、約4人に1人が利用しています。
年代別では、10代の利用率が62.4%で最も高く、次いで20代の利用率が46.5%、30代の利用率が23.5%、と年代があがるごとに利用率は低下しています。

このようにTikTokは10代や20代の多くが利用しているという特徴があります。
つまりTikTokに広告を出稿することで、多くの若者に効率よくアプローチすることができるため、若年層向けの広告施策には非常に有効であるといえます。

2,TikTok広告の費用について

TikTok広告には以下の4種類の広告があり、それぞれ特徴や広告費用などが異なります。

  1. 起動画面広告
  2. インフィード広告
  3. ハッシュタグチャレンジ広告
  4. 運用型広告

1~3.までの広告はブランディングや認知拡大などに効果がある広告となっており、数十万円~数千万円程度のまとまった費用がかかる広告となっております。

今回は弊社での配信実績があり、初めて広告を出す方でも出稿しやすい「4.運用型広告」について紹介いたします。

3,運用型広告について

運用型広告とは、TikTokのおすすめフィード内に掲載される広告で、費用や配信期間、配信目的、ターゲティングなどを自由に設定できます。

少額の費用でも広告掲載が可能で、詳細なターゲティングが設定できるため、予算や目的に合わせて柔軟な広告配信が可能です。

①広告配信費用について

運用型広告では、費用を自由に設定することができます。
最低出稿額の制限は特に設けられていないため、予算に合わせて広告を出稿することができます。

そのため、初めてTikTok広告を出稿する方や少額から広告出稿したい方でも始めやすい広告となっております。
※弊社にてTikTok広告を出稿する場合は10万円~/月(税別)となります。

②配信目的について

TikTok広告には以下の7つの配信目的があり、キャンペーンの目的から最適なものを選択します。

・ブランド認知

(1)リーチ:より多くのユーザーに広告を見てもらいたい場合

・購買意向

(2)トラフィック:Webサイトやアプリストアへの誘導数を増やしたい場合
(3)動画視聴数:動画広告の視聴数とエンゲージメントを向上させたい場合
(4)リード生成:ビジネスやブランドに対する見込み顧客を獲得したい場合
(5)コミュニティインタラクション:ページのフォロー数とプロフィール訪問数を増やしたい場合

・コンバージョン

(6)アプリプロモーション:より多くのユーザーによるアプリのインストール、エンゲージを推進したい場合
(7)ウェブサイトのコンバージョン数:ウェブサイトでの価値あるアクションを推進したい場合

③ターゲティングについて

TikTok広告には以下の14種類のターゲティング方法があり、キャンペーンの目的や内容などに合わせて、ターゲティングを設定いたします。
あまり絞り込みすぎずに設定するほうが望ましいと考えられております。

・基本情報

(1)地域:国内は都道府県単位で指定可、海外にも配信可
(2)言語:日本語や英語など40か国語以上指定可
(3)性別:無制限、男性、女性
(4)年齢:無制限、13~17歳、18~24歳、25~34歳、35~44歳、45~54歳、55歳以上

・カスタマイズ

(5)カスタムオーディエンスの指定/除外
(6)類似オーディエンスの拡張

・興味・行動

(7)興味関心:20種類の興味関心カテゴリから選択
(8)行動:動画・クリエイター・ハッシュタグインタラクションを指定

・通信環境

(9)OS:無制限、iOS、Android
(10)システムバージョン:無制限、iOS8.0以上、Android4.0以上
(11)デバイスモデル:Apple、Google、Honorなど
(12) 通信環境:無制限、Wi-Fi、2G、3G、4G、5G
(13)キャリア:無制限、au、NTTドコモ、Softbank
(14)デバイス価格:無制限、特定の範囲

4,広告クリエイティブについて

TikTok広告の動画を制作するときに気を付けるポイントを紹介します。

①TikTokに投稿されている動画になじむような動画を制作する

TikTokは主にスマートフォンで閲覧されているため、縦型動画(9:16)を制作することが推奨されております。
また、動画の長さは9〜15秒の短い動画が推奨されております。

TikTokに投稿されている他の動画になじむように、縦型で15秒程度の動画を制作しましょう。

②ユーザーに違和感を与えず、コンテンツとして楽しませる動画を制作する

TikTokを見ているユーザーは何か面白い動画を探したり、生活のヒントになるような新しい情報を探したりしています。

そんなユーザーにいかにも広告らしい広告が表示されても、すぐにスキップされてしまいます。
スキップされない・させないためにも、ユーザーに違和感を与えず、コンテンツとして楽しませる動画を制作することを意識しましょう。

③冒頭2秒でユーザーを引き付けるような動画を制作する

ユーザーはおすすめフィードに流れてくる動画を自由にスワイプしながら見たい動画だけを見ています。
TikTok広告はいつでもユーザーがスワイプすることでスキップ可能な広告のため、しっかり見てもらうために冒頭の1~2秒でユーザーの目を引き付けることが重要です。

例えば、ターゲットへの呼びかけ、引き込まれるようなインパクトのある映像の使用、などです。
冒頭でユーザーを引き付けて、つい最後まで見てしまうような動画を制作しましょう。

もしTikTok広告として配信する動画素材がない場合は、オンラインで簡単に広告クリエイティブを作成できる「TikTok動画エディター」という編集ツールを活用しましょう。

・TikTok動画エディターとは
オンラインで簡単に広告クリエイティブを作成できる編集ツールで、人気のTikTok音楽を動画に追加すること、動画トリミング・オブジェクト削除することなどができます。

このツールを使えば、動画素材がなくても静止画や既存の動画を使用して、誰でも簡単にTikTok広告用の動画を制作することが可能です。

5,TikTok広告の活用事例

弊社ではこれまでに、大学・専門学校のオープンキャンパスの告知や、小売店のオープン・セールの告知、企業の求人募集の告知などのTikTok広告を取り扱っております。

若年層にはもちろん30代以上の世代にもTikTokの利用が広がってきているため、今後は若年層向けに限らず幅広い年代に対してのプロモーションに活用できる広告媒体になりうると考えております。

終わりに

今回はTikTok広告を出稿する際に知っておきたい情報を紹介いたしました。
いかがでしたでしょうか?

TikTok広告に興味をお持ちの方はぜひご相談ください。

この記事を書いた人

吉川 景子 デジタルプロモーション部ディレクター

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