競合他社のお客さんやイベントに来た人に絞って広告が出せる?地方でジオターゲティングをする場合のほんとのところ。
目次
地方でジオターゲティングをする場合のほんとのところ。
▶ ジオターゲティングとは?
みなさん、ジオターゲティングって聞いたことがありますか?
パソコンやスマートフォンでインターネットに接続する際の位置情報をもとにして、広告配信できる仕組みです。
広告を出すサイトやアプリを指定するのではなく、
「ユーザーが今いる場所」もしくは「過去訪問したことがある場所」をもとに広告を配信します。
その条件に当てはまった方が、いろいろなサイトやアプリを見た際に、バナー広告が表示されます。
▶ 例えばこんなことができます!
- スーパーなど競合他社店舗を訪れている人に自社の広告を配信
- 自社のターゲットとなりうる方に絞って広告を配信
(例)保育園や小学校を訪れた履歴がある方に、子供向けの塾の広告を配信する。など
▶ ジオターゲティングの仕組み
ジオターゲティング可能な広告を提供している会社はたくさんありますが、位置情報を特定する仕組みは大きく2つです。
- Wifiの位置情報を利用
パソコンやスマートフォンが接続しているWifi(インターネットに接続するための機器)の位置情報をもとに広告を配信します。
ユーザーが、携帯キャリアの回線でなくWifi接続をONにしている必要があります。 - 特定アプリのGPSの位置情報を利用
ジオターゲティング広告を提供する会社が契約しているスマートフォンアプリで取得した位置情報を利用するものです。
対象となるスマートフォンアプリを立ち上げている、かつアプリで位置情報の取得をOKにしている必要があります。
▶ ジオターゲティングを利用する際に注意すべきこと
上記 1,2どちらのケースでも、
「その場所に訪れた人全員が広告配信の対象になるわけではない」のです。
特定のアプリをダウンロードしている、かつ位置情報をONにしているなど、複数の条件を満たしている必要があります。
特に地方の場合、広告配信の条件とする場所をしぼり過ぎると、広告の対象となる方が少なくなり、同じ人にばかり表示される。
→ 何度も見るのでクリックされる率が下がる
→ クリック単価がものすごく高くなる
と、いうことが起きるケースもあります。
特定の市や郡に絞って配信するのであれば、位置情報をもとに対象者をしぼり過ぎるよりも、
できるだけ多くの方に知ってもらうことの方が、最終的な効果につながる場合もありますので、ジオターゲティングが適しているかどうかは、告知したい内容と対象者によって判断することになります。
▶ ジオターゲティングが向いているケース
位置情報をもとに対象者がずばり特定でき、ある程度のボリュームが見込める場合は、ジオターゲティングは非常に有効な手段となります。
例えばこんなイメージです。
- ドームで行われた特定のイベント参加者やスポーツの試合の観客向けに、グッズ通販の告知をする。
- 中四国全体のゴルフ場訪問者向けに、ゴルフ用品の告知をする。
- 四国外の居住者で、過去3年以内に四国を訪れた履歴がある方向けに、四国への旅行を告知する。
まとめ
WEB広告はいろいろな条件で配信対象者を絞ることが可能です。
ただ、地方の場合は、人口が比較的少ないこともあり、条件を絞り過ぎてしまうと広告配信全体の成果が下がったり、そもそも配信ができない可能性もあります。
どのような広告配信の手法が有効かは、商材やターゲットにより様々に異なりますので、気になった事やご興味がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
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この記事を書いた人
関 良子 デジタルプロモーション部 部長