広告だけじゃない、集客から刈り取りまで。WEBキャンペーンを仕組むために必要なコト
目次
キャンペーンやるからWeb広告を出したい!
という「手段」のご相談をいただくことが多いですが、
もちろん、『何のキャンペーンをやるの?』によって、手法もタイミングもターゲットも変わってきます。
広告は、人を呼び込むツールとしては、とってもシンプルかつ分かりやすい方法ですが、効果のあるキャンペーンを施策する上で、一歩踏み込んで考えてみませんか?
数多くの案件に携わらせていただいている我々でも、クライアントからの初回相談時点で、全容を把握するのはなかなか大変です。
それはなぜか?
どうしてもご依頼の内容が、手段の相談になってしまいがちだからです。
そんな時は、一歩前に戻ってお話を聞きます。
何のために?
例えば、商品販売をされているクライアントであれば、『商品の売り上げを増やしたい』が一番の理由であるのは明白ですが、あえて、改めてお聞きし、「そうですよね」の同意を取ります。
まずは認識合わせです。
つまり、ここで最終目標を明確に文章化し、さらに、どのくらい売り上げを増やすのか、数値で出せるものに関しては特に具体的に話をします。
いわゆる、KGI(Key Goal Indicator)の設定です。
例えば、
【会社の年間売り上げの中で主要商品である、冬場に需要の増える○○商品の売り上げを、対昨年比で110%にしたい】
このように最終目標がはっきりすると、そのために何をすべきか、話がしやすくなります。
ようやくここから、『売り上げを増やす』ために【何のキャンペーンを行うか】という手段の話に下りてきます。
でも、まだまだ急ぎすぎてはいけません。
・キャンペーンをやった ⇒売り上げが増える?
・WEB広告を見た ⇒売り上げが増える?
キャンペーンもWEB広告も、実施したからといって直接売上に直結するのではなく、消費者が何を考えて行動し、購入に至るのか、必ずストーリーが存在します。
キーになることを一部ご紹介しますと、
★どんなユーザー向け商品か?(ターゲット)
男性・女性?
年齢はどのくらいの人?
その人の趣味嗜好は?
商品によっては、もしかしたらターゲットの家族構成や会社での立場等を考慮すると、より具体的に見えてきやすいかもしれません。
★購入までの行動は?(カスタマージャーニー)
値段の高いものは特に、即決とはいかないですよね。いろんな商品を比較して、検討して、口コミを見て、判断して、家族に相談して、というプロセスがあると思います。
数日から数週間、もしくはもっと長く検討する場合もあります。
ターゲット・カスタマージャーニーと言われる上記2つを組み合わせて、具体的な人物像(ペルソナ)を設定する場合もあります。
※ペルソナは、思い込みで作り上げるものではありませんので、社内だけではなく、第三者目線も含め、設定することをお勧めします。
ここまでが前置き。
続いて、誰に対して何をどう訴求するか、決まったところで、準備(作業)に入ります。
まずは決めること↓
・目標
・予算
・時期や期間(スケジュール)
・具体的なキャンペーン内容
を打合せし、
必要なモノやコトを準備↓
・キャンペーンページを作る
・問い合わせフォームを作る
・誘客のための景品をつける場合は景表法の確認も含めて準備
・クライアント社内へ『こんなこと(キャンペーン)やるよー』の発信
をした上で、
調整↓
・クライアント社内の整備
・仕入れ先との調整(モノの販売が関係している場合・景品をつける場合)
.etc
細かく書き出すときりがないので、このくらいにしておきますが、関係箇所(社内外含め)への根回しはいろいろ必要ですね。
ただし、鉄は熱いうちに。
スピードは重要なので、チェックシート等を用意していると、話を進めやすいかも。
長く深く素早い打ち合わせと準備期間を経て、ようやく、開催するところにこぎつけます。
人を集めるには、
まずは、クライアント自社のネットワークが第一(営業活動やSNS発信も含め)です。お金をかけないところから。
続いて、
お金をかけるところ(広告やメディアへの情報発信)ですが、媒体選定や予算のかけ方については、業種や目的によって異なるので、これは是非弊社にご相談ください!
とまぁ、ようやく本ブログの1行目に書いたことができるわけです。
最後に、
一番大事なところですが、やって終わりではないです。
集まった情報を、今後にどう生かすか。
せっかくお金かけてやったのに、売り上げにつながらなければ意味がないですよね。
集まった情報を今後に活かすか、という記事はまた改めて書こうと思います。
***最後にまとめ***
【広告だけじゃない、集客から刈り取りまで。WEBキャンペーンを仕組むために必要なコト】
事前に抑えるべきところをしっかりと固めて、下準備を入念にすることです。
あとは、以下の3つを念頭に。
1)ツールありきで話を進めないこと
「本来の目的は何なのか」に都度立ち返ってプロジェクトを進行し、目的がぶれないように注意しましょう。
2)キャンペーンは、開催する前のレール引きが重要
誰に対して何をどう訴求するか、この3つはストーリー立てておきましょう。
3)もちろん、プロジェクトの主体はクライアントであること
社内外の調整を主軸になってしっかり行ってもらうこと。我々は裏方なのです。
このブログをお読みのあなたへ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ターゲット像や購買行動を明確にして、WEBキャンペーンの底上げをしていきませんか?
ご相談をお待ちしております!
この記事を書いた人
野々目 千夏 顧客開発部 ディレクター
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在宅ワークが続き、インプット過多な気がするので、こういったアウトプットする機会を持つことはホント大事だなと再認識。。
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